好ましからざる人物

レディ・ジョーカー

暫くぶりに勤めだして通勤の慰みに何度目かの再読をしていた『レディ・ジョーカー』。 きょう昼過ぎに読了。 事件(勿論架空だけど)から20年経っていることにちょっとびっくりした。 舞台は1995年、阪神淡路大震災の年、そして地下鉄サリン事件のあった年。 麒麟麦酒とおぼしき麦酒会社の社長が誘拐され、数日後に無事解放されるというストーリーで物語りは進んでいく。 グリコ森永事件に着想を得た物語りだけど、何度読んでも筆使いの巧みさに圧倒される。 当時の日本の空気を描ききった素晴らしい小説だと思う。
--
はれ

Nessun commento: